スーパーFJ イン巻き大破の大修理が完了しました

今日はレース屋さん、過去最高額といわれたスーパーFJの大修理が完了してから初の鈴鹿サーキットフルコースです。

前回、マンネリ化していたフルコース走行を打破するためにはどうしたら良いものかと、ふとした気の迷いから、鈴鹿南コースでマシンコントロールをもう一度特訓しよう!と決めて挑んだ運命の日。

最初の枠をなんなく終えて、2枠目からは目的どおりわざとリアをガンガン流してマシンコントロールに挑んでました。このあたりで過信が・・「結構乗れてる」。こう思ってしまったのがすべての始まりです。

全てのコーナーに少しオーバースピード進入し、リアを出しながら少し振り回し気味で周回を重ねます。右に左に振り回してもコントロールの範疇、もちろんスピンなどしません。完全なアンダーコントロールです。ここで調子に乗り気持ちの”ギヤ”を上げてしまいました。今の俺なら何も考えずに感覚だけで突っ込んでもけっこうコントロールできるんじゃないか?と。

調子に乗った次の周回、事件はすぐに起こりました。

ストレート全開、1コーナー、2コーナー、リアを流しながら全開でS字を抜けて下りながらの25R右コーナー。オーバースピードで進入するとリアが流れたのを感じましたが、余裕余裕。調子に乗っているからまったく気にせず、アクセルコントロール挙動を安定させることができると過信して、少し、ほんの少しアクセルを抜くタイミングが遅れました。次の瞬間。

はい、アウト。

今まで経験したことの無い見事なイン巻きで、リアが一気に滑り、「クルッ」と一瞬でマシンがコースを塞ぐようにイン側を向き、そこでアクセルからブレーキに足を乗せたときには、すでにイン側の芝生にフロントタイヤが入る直前。フルブレーキしても芝生に入ったスリックのフロントタイヤではブレーキはまったく効かず、ほぼ減速なしの状態で芝生の先にある土手にフロントウィングが突き刺さりました。

ここで大問題。土手は砂が固まった状態で緩衝材がまったく無いところです。サーキットバリアといわれるスポンジも無ければタイヤバリアもなく、さらにガードレースありません。まったくビクともしない堅い土手相手に勢いよく衝突すると何が起こるかと言うと・・・、

刺さったと思った瞬間、コンマ何秒かわからないほんの一瞬でフロントを軸にマシンが木葉のように宙に舞い上がりました。マシンは普段まったく見えない裏側の腹を見せながら回転し、なんと8m!車2台近く遠くに吹っ飛びました。

宙に舞ってる最中は頭上に地面が見えましたが、空中で1回転廻りきったため、かろうじて頭から裏返しの着地は免れました。しかし、着地の瞬間は尋常ではない衝撃が「ドン!」とかかり、気がつくと右フロントタイヤがヘルメットよりもはるか上に見えてます・・・。体の全体が痛いというよりも体中が一瞬で劣化したような気だるさ・・・。

右フロントタイヤのアームがひん曲がり、ドライバーのヘルメットより上タイヤがあるのは、土手に刺さったときにフロントタイヤが土手に当たったからだと思われます。フロントタイヤのアームがすべてこれだけ酷く曲がっているということは、かなりの衝撃をアームが変形することで吸収してくれたんだと思います。

もちろんサーキット走行なので、6点式ベルト、ヘルメット+ハンスで体は車外に放り出されることも無く、体は着地時の衝撃の痛さ以外、まったく怪我をしなかったのは幸いでした。

着地後数秒経ってピットの方を見ると、とにかく派手に舞ったため、ピットにいるメカニックやサーキット関係者がこちらを凝視しているのが見えました。重傷だと心配しているといけないから急いで動いて意識があることをアピール。シートベルトを外し、ハンドルを外し、マシンから自力で降りて土手を登りました。

心配かけないためなのと同時に、赤旗中断になり他のドライバーの迷惑をかけないようにした訳ですが、外部から見ていても宙を舞ったのはかなりの衝撃だったようで、見事赤旗中断となってしまいました。

赤旗中断。他のドライバーにもご迷惑をお掛けしてしまいました。<(_ _)>

さて、大きく破損したマシン(タイヤが動かない状態)は牽引ロープでは引けないので、赤旗中断中にユニックがコースに入り、ユニックでマシンを持ち上げ、そのままトラックの荷台に積んでサーキットのコース外、駐車場まで運びます。(ドライバーはトラックの助手席に乗ります)

この日の走行はもうできないので、すぐにメカニックが撤収作業を開始しますが、大きく変形した部分が邪魔でトラックにそのまま積めません。外せるところをひとつずつ外していき、トラックにつめる状態になったところでマシンの下にコロつきの台座をかませ、リフトを利用してトラックに積み込みました。

ここから修理不能だからもう1台スーパーFJを購入したほうが安い・・・いや、ギリギリ修理できる・・・紆余曲折しながらも、なんとか修理で直すことができました。

調子に乗ってはいけません。教訓です。

本日はウェットコンディション。他のマシンが巻き上げる水しぶきで前が全く見えません。ちょうど良いので、ウェットタイヤでリハビリかねて慎重に走ることにします。

 

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