フォーミュラF4に初めて乗ってみた

今日は鈴鹿サーキットフルコース。はじめてのフォーミュラF4に挑戦です。マシンはホンダ1,800ccを積んだアルミボディーのJAF-F4、Hパターンの5速ミッション。ハンドルにはレーシングマシン必須のAIMのロガーが付いています。

テレビ中継のレースのオンボード映像で、回転が上がるにつれてLEDが徐々に点灯しながら増えて行き、シフトアップのタイミングになると突然「パッパッパッパッ」っと赤ランプが点滅して教えてくれるのがAIMのロガーです。初めてだと、これだけで「スゲー」って気持ちの高揚があります。

そもそも、普段乗っているFE(フォーミュラエンジョイ)とF4の間にFJ(スーパーFJ)クラスがあり、いきなりF4に乗るのは正直無茶な話な訳ですが、FEの初レースで3位入賞したことで「意外といけるかも」と調子にのってしまい、本日の挑戦となりました。

FEとF4、まず大きく違うのはエンジンパワー、ホンダエンジンはVTECでカムが切り替わり、高回転まで気持ちよく回ります。次にタイヤ。FEはラジアルタイヤですが、F4はドライはスリックタイヤ。雨はレインタイヤです。また、F4はLSDがついているのでアクセルONでリアタイヤで路面をかきながら前に進むことが可能です。

この中でも一番大変だったのが初のスリックタイヤ。これが後に予想だにしない事態をもたらします。

さて、F4などフォーミュラーカーは基本的に軽量が命。バッテリーは付いていますが、エンジンプラグを点火させるためラジコンカーにつける程度の小さなバッテリーしかついていません。セルを廻せるほどのバッテリーではないので、エンジンを始動するたびにメカニックがマシンに近寄り、毎回バッテリーを繋ぎます。マシン自体についている小さなバッテリーは主にエンジンプラグを点火させるバッテリーですが、走行中にバッテリーを充電するオルタネーターはついていないので走行中の発電はありません。走行前に、その日走りきるために点火プラグに必要な充電を行なったバッテリーをマシンに装着してその日を走りきります。

バッテリーを繋いでもらった後は、メインスイッチ、燃料ポンプスイッチをONにしてからセルを廻してエンジン始動。エンジンはすぐにかかります。フォーミュラーカーは走行日当日、メカニックがパドック内に入れた後、暖機運転を行なっているため、イグニッションをまわして一瞬です。

問題は音。「バゥウウウウウウ」!めっちゃうるさい!アクセル吹かすと「ウォンウォンウォンウォン」!!暴走族なんか目じゃない。絶対に耳が悪くなりそうです。

これまでFE(フォーミュラエンジョイ)では耳栓をしていませんでいたが、これはダメ。別次元。耳栓必須です。(F1レーサーでもヘルメットの中で耳栓していますよね)音圧で耳が痛い。まわりの音がまったく聞こえません。

あまりの音の迫力に、本当にF4乗れるのか?!ほんのちょっぴり不安になります。

さあ、いよいよライセンスカードを渡してパドックを出ます。他の人のじゃまにならないように、ひととおりのマシンが行くのを見てから最後尾からゆっくりコースイン。コースに出て思ったのは「えっ!ハンドルこんなに重いの?」「ずっとこのままなの?」「え?」「走り出したら軽いんじゃないの?」。。。はい、想像以上です。

太いスリックタイヤのF4は、かなりの腕力がないとハンドルが取られます。この力はまったくの想像以上。みんなこんなの乗ってるの?え?え?っという感じでアウトイン。点検の為、1周廻ってピットに戻りました。

メカニックから「どうですか?乗れそうですか?」僕「・・・・。」乗れることは乗れるけど・・たいへん。とは言えないので「大丈夫。今日はゆっくり走るから」と言い残してコースに復帰。タイヤが温まってきたので少しずつスピードを上げてみます。「あれ?タイヤがコーナーですべらない」。全然滑らない。スリックタイヤはめっちゃコーナリングスピードが高い。いままでのFEとは別世界。いつもあっという間に抜かれていくのが良くわかりました。こんなスピードで曲がれるの?って思ってコーナーに入ってみても何事も無く曲がります。

F4のコーナリングスピードを体得するのには相当グルグル回らないとわかりませんでした。いつまでも「滑る」「飛び出る」と思いながらコーナーに入ると何事も起こらない・・・。ダメじゃん。と思いながら淡々と周回を重ねます。

慣れてくるとエンジンが良く回り、よく曲がり、楽しい。でも周回するスピード域が一気に高くなったのと、マシンの戦闘力が僕にはまだ高すぎて限界がつかめないのと、なにより体がGについていかない。走っている最中にも腕がパンパンになっていき、明日過去最高クラスの筋肉痛になるのがよくわかります。どんどんハンドルを切る力が入らなくなってきている。

結論。

フォーミュラF4は技術の前に体力、筋力が必要。

 

頑張ります ( ̄^ ̄)ゞ